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2024/04/19 14:01
前回に引き続き、今回もモビールの取り付け方について、お伝えしたいと思います。前回は最も一般的な画鋲による取り付け方をお伝えさせていただきました。今回は粘着テープで留める方法をお伝えしたいと思います。
ご家庭によって天井の素材や形が異なると思いますが、日本のご家庭でもっとも多い塩ビ系のクロス貼りの天井で考えてみたいと思います。
クロス貼りの天井に粘着テープがつかない理由
粘着系のテープでもっともお手軽なのは、マスキングテープによる取り付けです。以下のように留められればお手軽なのですが、クロス貼りの天井には粘着がつかず、すぐに落ちてきてしまいます。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/148362/blog/c12650db27412cfa7b345bd091607975.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
▲木やコンクリートの天井であれば、ある程度粘着します。
一般的な塩ビ系のクロス貼りの天井に粘着がつかない理由は、表面に汚れがつきにくくなるような撥水加工がされていたり、可塑剤と呼ばれる粘着しづらくなる成分が含まれているからです。マスキングテープのような弱粘着のテープはもちろん、強い粘着のテープでもつきづらいです。また、あまりにも強すぎる粘着のテープは、はがすときに逆にクロスが破れないか心配かと思います。
壁紙にもつく粘着シート
いろいろと試した結果、手軽に貼れて、はがすときも跡が残らない手軽な粘着シートをようやく見つけました。現在市販で手に入る製品でもっとも適していたものがこちらの商品です。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/148362/blog/f727cb942512046b9645d3aa869919ee.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
3M社が作った「コマンドタブ」という両面テープがあるのですが、その「壁紙用」になります。「コマンドタブ」については、調べていただくと出てくるので割愛させていただきますが、必要なのはその「コマンドタブ」の方ではなく、一緒に入っている「透明シート」の方です。コマンドタブも特殊な両面テープですが、壁紙での使用は推奨されていませんでした。壁紙でもコマンドタブを使うために生まれたのがこちらの「壁紙用コマンドタブ」というわけなのです。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/148362/blog/2931ee9d0dacce07e21f58cc90a1e30a.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
あらかじめ、透明のシートにコマンドタブがくっついています。このシートの裏面に粘着面があり、それを天井に貼りつけます。
天井に貼り付けると以下のようになります。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/148362/blog/948dd66bc6d5e54ce01150e5b922f09e.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
あとは、コマンドタブの剥離紙をはがすと粘着面になっているので、そこにハンドくんを直接貼り付けても良いのですが、オススメなのはホームセンターなどで販売されている以下のようなフックをコマンドタブに貼り付けると、モビールの取り外しが便利になります。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/148362/blog/35bedc1b10ac502b4f3839f8764ca34e.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
あとはそこにハンドくんをぶらさげるだけ。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/148362/blog/7a75e9aa92fc4c876b6cf60bc3f83b37.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
ハンドくんも心なしか楽しそうです♪
フックですと、取り外しが簡単なので、季節によってモビールを変えたり手軽に楽しめますよ。
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/148362/blog/60eece971e243a3cfc460c7b0f8c04d1.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
シートも透明なので、下から見てもほとんど気になりません。
1ヶ月ほど経ちましたが、粘着が強くはがれてきそうな気配はありません。
また、はがしても跡が残らず、簡単にはがせました。
モビールの取り付けに悩んでいる方はぜひ一度試してみてくださいね。
※一般的な壁紙で検証しましたが、壁紙によっては損傷が起こる可能性もございます。必ず影響のない場所で確認してから、お試しください。
※上記の方法は、マニュモビールズのモビールについての取り付け方です。弊社のモビールは紙製で軽いため、上記のような粘着フックでも留まりますが、木製や金属のモビールについては重量が重くなるため、上記の方法は適していませんのでご注意ください。
↓前回の画鋲による取り付け方はこちらをご覧ください。
【コラム】モビールの取り付け方(その1:画鋲編)