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2024/05/15 09:16

これまで2回に渡り天井から直接つり下げる方法をお伝えしてきましたが、「天井が高くて届かない」という声をお聞きすることがあります。吹き抜けになっているようなところですと、確かに天井がはるか上にあり、設置するにも危険が伴います。

モビールを壁から直接つり下げることができれば、だいぶ設置のハードルが下がりそうです。
今回は、モビールを壁から設置する方法についてお伝えさせていただきます。

モビールを壁から設置する際の問題点

タペストリーのようなものでしたら壁に直接吊り下げれば良いのですが、モビールは風でくるくると回らなければ意味がありません。
そのためには、壁からの適度な距離が必要で、壁から突き出た棒のようなものをまず設置する必要があります。
大掛かりなDIYをすれば方法はいくらでもあるのですが、できれば壁を傷つけたくありません。
また、女性が一人でも簡単に設置できて、見た目のオシャレさも必要です。さらに安価であればより良いでしょう。
いろいろと試行錯誤した結果、以下の方法を提案させていただきます。
↓最終的に以下のような飾り方になります。


モビールを壁から設置する方法

用意するのは、まず以下の2つ。どちらもホームセンターで販売されています。

一つ目はクローゼットなどでパイプを取り付けるために使う「ソケット」と呼ばれる器具です。穴の大きさがいろいろありますが、できるだけ小さいものを選びます。写真のものは、穴の直径が10mmのものになります。
二つ目は、「丸棒」と呼ばれる木の棒です。木の素材はいろいろありますが、できるだけ軽い方が良いでしょう。ヒバやヒノキがおすすめです。また、長さは30cmほどがおすすめです。(30cmのものが無い場合は、ホームセンターで長さを指定してカットまでしたいただけます。)あまりに長すぎても邪魔になりますし、短すぎるとモビールが壁に当たり回りません。直径はソケットの穴に合わせる必要があり、この時は10mmです。

まず、ソケットの方を一つ取り出します。(2個入りですが、一つしか使いません。)
真ん中の大きな穴を囲むように小さ穴が三つ空いています。その穴を利用して壁に留めます。

クローゼットなどで使う際にはネジで強く留めるのですが、今回モビールを飾ることが前提なので、ネジで留める必要はありません。
できるだけ壁に穴を開けたくないので、以前「画鋲編」でお伝えした無印良品の「針が細い画鋲」を使用します。

詳しくは以前のコラムをご一読いただきたいですが、こちらの画鋲は通常の画鋲より針の直径が細いため、穴が目立ちにくい特長があります。こちらを3箇所の穴に刺します。
するとこんな感じになります。


あとは真ん中の大きな穴へ、木の棒を刺すだけです。

見た目もシンプルです。
あとはここにモビールをつり下げると、最初の写真のようになります。

一点だけ、ハンドくんの引っ掛け方ですが、フックの部分がそのまま使えればよかったのですが、10mmの直径の棒がやや太く引っ掛けられませんでした。そういう場合は、くるっと一周回して、留める必要があります。太い棒に巻きつける際は以下の方法でお願いいたします。


以上3回にわたってお送りしてきましたモビールの取り付け方ですが、ひとまず今回で終わりになります。
こちらでお伝えしてきたことは、以下の条件を満たすものとしてご提案させていただきました。

・天井や壁をできるだけ傷つけない
・女性が一人でも簡単に設置できる
・安価で簡単に入手できる

その他にも良い設置方法があるかもしれませんので、今後も引き続き検討していきたいと思います。
我が家はこんな風に飾っているという例などありましたら、お気軽にご連絡いただけると嬉しいです。

※赤ちゃんが寝ている上に取り付ける場合は、かならず真上ではなく、落ちてきても安全なところに取り付けるようにお願いいたします。万が一落ちてきても、画鋲がベッドに入らないような場所に飾っていただくようにお願い致します。

※上記の方法は、マニュモビールズのモビールについての取り付け方です。弊社のモビールは紙製で軽いため、上記のような画鋲でも留まりますが、木製や金属のモビールについては重量が重くなるため、上記の方法は適していませんのでご注意ください。

↓画鋲や粘着シートで留める方法は以下のコラムをご覧ください。

モビールの取り付け方【画鋲編】

モビールの取り付け方【粘着テープ編】